中華料理とIT技術者。

「すみません、ラーメンとご飯をお願いします」
「お客さん、すみません。今日はご飯を切らしちゃいまして。あ、でも、チャーハンなら出来ます」

実話だ。

てっきり、ご飯を中華鍋の上であれこれすることで、チャーハンが出来上がるのだと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
大人の事情が透けて見える。

しかしここで、件の中華料理屋を責めてはいけない。
似たような、いやそれ以上に論理が破綻した状況というのは、我々の周囲にいくらでもある。

「単体試験は終わってませんが、結合試験は完了してます」
「設計書はありませんが、製造中です」
「仕様書はあとから出ますから、リリースしてください」
「サブシステム間のインタフェース仕様は、想定で設計してください」
「テストよりもリリースを優先して、運用でカバーするから」

全て聞いた事がある。
さらにはいくつかは言った事がある。そうだな5つぐらいあるかな。

文末だが、事実を述べておく。
件の中華料理屋は、地域最速で閉店した。
つまりそういうことだ。

「え?不具合管理表は後から書くからとにかく直せ?いや、でも、それは・・・あ、ラーメンおごって頂けるんですか。仕方ないなあ、チャーハン付けてくださいよね。ちゃんとご飯から作るやつ。注文したら厨房の奥から電子レンジの音がしないやつ」
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