プロジェクト名って怖いのよ。

プロジェクトには魂が宿る。
いきなり非科学的な入り方をしたが、IT業界に5年ほど身を置くと、そんな事を考えるようになる。
人が携わる以上、そこには数字で割り切れない何かがある。

人は自称や物体に名前を付けたがる。
区別するという名付けが持つ本来の意味を超え、昨今で言うところの擬人化のために名前を付ける事もあるようだ。
現実に、私の愛車である日産マーチには「まいっちんぐマチ子さん」という凛々しい名前が付いているわけだ。

さて、プロジェクトには名前が付けられている場合が多い。
愛想のない「金融取引の高度高速化と円滑化のためのシステム」といったものもあれば「M51」といったウルトラマンがやって来そうなアルファベットだけの名前もある。
アメリカの某半導体メーカーなどでは世界各地の川の名前をプロジェクト名に設定したりする。固有名詞や地名には著作権がないかららしい。なるほど、プロジェクト名を訴えられたらシャレにならん。プロとしての仕事がリジェクトされてしまう、プロジェクトだけに。ほら、シャレにならん。

だが、関わっている者が望むと望まないに関わらず毎日見聞きしなければならないプロジェクト名には、もっと意思を持たせるべきではあるまいか。
ここでプロジェクト名を考えてみる。

プロジェクト:「不夜城」
 決して止まる事の許されないシステム開発のプロジェクトに命名。システムに命名するならまだしも、開発現場が不夜城になった事は言うまでもない。

プロジェクト:「シンデレラ」
 ユーザー認証にガラスの靴のような精密さを求め、狙ったユーザー以外はログインさせないという鉄壁のセキュリティ。開発要員は12時になるとカボチャの形をした終電が迎えにくるという。あ、昼間は奴隷のように働かされたとか。

プロジェクト:「明智光秀」
 敵は仕様変更にあり!と勢い付いてクライアントの元に言ったが、三日後には全て言いなりだったという伝聞が残っている。本能寺ではなくプロジェクトが炎上。

プロジェクト:「365歩のマーチ」
 不具合は〜♪ちっとも減らない〜♪だ〜から〜直してゆっくんだね〜♪1日で1つ〜3日で3つ み〜っつなおして ふたつバグる〜♪
 間違いない。別のマーチになってる。日産じゃない方の。デスが付く方の。言わせんな。

プロジェクト:「全自動デバッグマシーン 人力君2号」
 おい誰だ。ここに俺の昔の企画書を混ぜといた奴は。

ここまで書いて分かったが、システム名とプロジェクト名を混同しているのではないか。
でも、大丈夫。
プロジェクトマネージャーの略は、PM。
システムマネージャーの略は・・・あれ?
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